ニッチとは何か

壁を凹ませて造る飾り棚

家の壁に何かを飾りたいと思ったときどうしますか。壁に直接ピンで差し込んだり、飾り棚を設置したりしますよね。あとから棚を設置した場合には、当然のことながら壁面より出っ張ることになります。これをスッキリ見せるために造られるのが、壁を凹ませて造るニッチです。後付けで棚を設置すると、部屋の中で移動するときに体の一部が当たってしまうことがあります。ニッチであれば棚自体が凹んでいるため、モノを飾ってもぶつかる心配はありません。ニッチの使い道はモノを飾るだけではありません。例えば、リモコン類をニッチに集約してしまうことも可能です。キッチン周りには、お風呂のリモコン・玄関のインターホン・照明など、多くのリモコンやスイッチが設置されています。こうしたリモコンやスイッチをニッチの中にまとめてしまうことで、壁がスッキリするのです。

家の構造と壁の奥行きを考えて造る

とてもオシャレで便利なニッチですが、どこにでも施工できるわけではありません。住宅にとって最も重要なものは構造であり、それを無視してまで壁をくりぬくことはできないです。つまり構造上必要な耐力壁にニッチを造ることはできません。そして、どの高さにニッチを造るのかも重要となります。筋交いがないからと、背よりも高い所や足元などにニッチを造っても、利用価値はないでしょう。基本的に壁の厚み以上のニッチを造ることはできませんが、奥行きの深いニッチを造る方法もあります。その場合は、あらかじめ壁全体を前に出す(壁をふかす)のです。部屋の面積はその分小さくなってしまいますが、奥行きのあるニッチを設置すれば飾れるものに幅が出て、コンセント類の配線がしやすくなるというメリットもあります。

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